INTERVIEW / 長門で働く方々の声
INTERVIEW【地元事業者】
SPEAKERS
一般社団法人アグリながと
髙橋 靖人 さん
中村 貴史 さん
平成31年に立ち上がったアグリながとは、現在、米・麦・大豆・キャベツといった作物を作っており、耕種部門でおよそ7ヘクタールの作付けを行っています。それに加えて、昨年10月からは市内の畜産農家から子牛を預かる預託施設「キャトルステーションながと」も運営しており、耕種部門と畜産部門を組み合わせた複合経営を行っている法人です。
この地域は米・麦・大豆といった、土地利用型の農業が向いている地域です。ほとんどはお米になりますが、地元の伝統野菜として、日置(へき)という地域で作られている日置すいか、それと長門ゆずきちというかんきつがあります。かなり以前から地域外からの引き合いも非常に強くて、こういった作物もアグリながとで取り組んでみようかと検討しているところです。
新しい農業のあり方というか、若い方でも農業にすんなり入れるようなスマート農業という言葉がよく言われますが、我々の江原市長もよく言われるように、先進の技術を駆使して省力化を図って、誰もが農業をできるような、そういった農業も我々が率先してできればなというふうに思っています。
地元の方の御要望として、「農地を荒らしたくはないけど、もう自分たちでは手に負えない」というお話をいただくことがあります。そういったご相談はケースバイケースで受けているところです。
キャトルステーションは昨年10月にオープンし、直近の子牛市場の出荷までで、トータル10頭ほど預からせてもらった子牛を出荷しています。現在は4頭ほどの子牛を預からせてもらっており、生後3、4ヶ月から9ヶ月程度の牛を対象に、日々のブラッシングや餌やり、床替えといった一般的な作業を行っています。月に1、2回程度、長門農林水産事務所さんに協力いただいて体重計をお借りし、体重や体高を測ってデータを取り、検討会もやっていく予定です。このデータは農家さんにも共有しており、非常に参考になるという意見もいただいているので、このまま継続して子牛をしっかり大きくしていきたいと思っています。「もっと広い範囲でやってみたら」という意見もあるので、誰もが預けやすいような施設にしていきたいと考えています。
長門市は山口県でも約2割を占める繁殖農家がいらっしゃる、昔から畜産が盛んな地域です。ただ高齢化や担い手不足で頭数が減ってきているので、これはどうにか歯止めをしなければいけないというところで、畜産の盛んな九州でよくあるキャトルステーションを応用させていただいて、この長門でもできないかということで、数年前から計画を立て、ようやく昨年から実証的に運用を始めました。ご高齢の農家さんも多いので、体調を崩されたときや、いざというときに一時的に預けたいというニーズもあり、そういった方々に非常に喜ばれています。
ここで積んだ成果をもとに、2、3年後に本格的な畜産団地の整備計画があり、その中で今以上の本格的なキャトルステーションの整備を行う予定です。今はあくまでも実証的に行っているところです。
我々の法人は、通常の農業経営以外に人材を育成するという役割もある法人です。現在耕種部門に2名ほどの研修生がおり、日頃の農作業をしながら技術を習得していて、2年後には退職して独立就農される予定になっています。
土も触ったことがないよ、と言われる方でもまったく問題ありません。
長門市で就農したときのメリットは、農林水産課の方でいろんな支援メニューを独自に持っていることです。定住支援の担当と農林水産の担当がタッグを組んでご支援しますので、そこは強みかなと思っています。
まずはお試しでこの法人に入っていただき、ご本人のご意向の期間で構いませんので、月々の給料もお支払いしながら農業を体験していただく。長門の農業はこういった形でやるんですよ、というものをある程度体験した上でご判断いただければと思っていますので、お気軽にご相談いただければと思います。
髙橋
今、長門市に限らず全国津々浦々、各地区で少子高齢化もあって担い手不足といわれていますが、逆に言えば、そういったところで自分たちでやってみようかなというところで参入しやすいというか、やることも可能だと思うので、やる気があればどんどんチャレンジをしていただける地区ではないかと私は思っています。
中村
私も滋賀に10年ぐらい出て、長門に帰ってきて畜産の方に戻ってこられたというのは非常に感慨深いものもありますし、それが少しでも今の長門の畜産農家さんのためになればと思って今やっていますので、非常にやりがいのある仕事だと思っています。
自然豊かというのは当然のことですけれども、地域の方々もよくしてくださいますし、先程申しましたように、農地を手放そうとか、牛もちょっと続けられないという方もいらっしゃる状況ですので、農業や畜産に関して興味があるという方で身動きが取れれば、ぜひアグリながとの方に相談していただいて、一度見に来ていただくだけでも構いません。長門の方に一旦足を運んでみてはいかがでしょうか。熱意とお気持ちがあれば大丈夫です。この長門に根付いて、今までの先代が築いてきた農地を守っていただける、そういった人材になっていただきたいというところです。
INFORMATION
住所
〒〒759-4401
山口県長門市日置上5915 番地2
TEL
0837-37-2113
Mobile
070-4801-1151
agurinagato@gmail.com